「年齢のせい」だけじゃない?認知症の前兆サインとは

「最近ちょっと物忘れが増えたかも」
そんなふうに感じたとき、多くの人がまず思い浮かべるのが「年齢のせいかな」という言葉。
確かに加齢によって、記憶力や注意力は徐々に衰えていきます。
しかし、「年齢のせい」で片付けてしまうのは、とても危険です。

なぜなら、その“ちょっとした物忘れ”が、認知症の前兆である可能性もあるからです。

「物忘れ」と「認知症のはじまり」はどう違う?

年齢による物忘れと、認知症の初期症状は似ているようで、実は違います。

たとえば、加齢による物忘れは「朝食に何を食べたか思い出せない」というように、体験の一部を忘れることが多いのが特徴です。
一方、認知症の場合は「朝食を食べたこと自体を忘れている」という“体験ごと抜けてしまう”ケースが目立ちます。

また、認知症の初期は以下のような「行動の変化」も表れます。

  • 同じ話を何度も繰り返す
  • 財布や鍵などの置き場所が頻繁に分からなくなる
  • 今まで得意だったことにミスが増える
  • 急に怒りっぽくなった、無気力になった

家族や身近な人ほど気づきやすい部分でもあります。

「いつもの様子と違うかも」と思ったら

本人は自覚しづらくても、周囲が「あれ?」と違和感を覚えることがあります。
「この前も同じ話してたよ」と軽く受け流すのではなく、「もしかして…」と一度立ち止まって考えることが大切です。

特に注意したいのが、何か新しいことを覚えられなくなるという状態。
認知症は進行性のため、放っておくと少しずつ生活に支障をきたしていきます。

早めの気づきと対策が未来を変える

認知症は“治す”というより、“進行を遅らせる”“予防する”という考え方が主流です。
だからこそ、早く気づいて、生活習慣を整えることが何より重要。

最近では、脳の健康をサポートする機能性成分を含んだサプリメントも注目されています。
DHA・EPA、プラズマローゲン、ノビレチン、イチョウ葉など、脳内の情報伝達を助けたり、神経細胞を守る働きがあるとされる成分も多数。

もちろん、サプリだけに頼るのではなく、「睡眠・運動・食事・心のケア」といった生活全体の見直しも大切です。

まとめ

認知症は、誰にとっても他人事ではありません。
「年齢のせい」と見過ごさず、日常の小さなサインをしっかりキャッチすること。
そして、“何かできること”を早めに始めることが、未来の自分や家族を守る第一歩になります。

まずは、できることから。
体と同じように、脳にも「ケア」が必要です。